靴を脱いだら

靴を脱いだら葡萄が腐っている仏壇の前の布団に寝る



<ルール違反としての、蛇足>

昔から葡萄は好きではありませんでした。

葡萄は、記憶の中で、いつも

お線香や、

乾いたご飯粒と並んでいて、

すでに乾いたその表面は

何か、

食べ物ですらないような

そんな気がしました。


今でも嫌いです。

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どうせ何を言っても

どうせ何を言っても聞く耳なんて持たないくせに猫が死んでる



<ルール違反としての、蛇足>

それはそうと、

日本での

猫の死因のトップは

餓死なんだそうです。

意外なような

納得できるような、、、。

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海に降る雨

海に降る雨がベッドに染みこんで君がとなりにいればいいのに



<ルール違反としての、蛇足>

山に降る雨よりも

アスファルトに降る雨よりも

窓に落ちる雨よりも


海に降る雨は、


見る人をとても、


無力な存在に感じさせてしまいます。

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のぞみでは

のぞみでは振り払えない重力に逆らって走る青い自転車



<ルール違反としての、蛇足>

それにしても

新幹線の窓から見る

夕焼けの風景って、

どうしてあんなに郷愁を誘うのでしょうか?


おそらく、

ただ通り過ぎるだけ、

だからでしょう。

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人間に生まれて

人間に生まれて幸せだったと言えなくもない星空の下



<ルール違反としての、蛇足>

猫や、

イグアナや、

オオサンショウウオが、

星を見上げて、

何かを思うのか、

何も思わないのかは、

想像の範囲外ですが、

少なくとも、

星空を見上げて、

夜道を歩いていると、

何の根拠もなく、

明日も大丈夫、と

思えてきます。

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謝ることも怒ることも

謝ることも怒ることもできないまま白線の内側で待つ



<ルール違反としての、蛇足>

悲しいことですが、

年齢を重ねることは、

こういったことでも、あります。


そのときに大事なことは、

なんというか、

目線の位置、みたいなものだと思います。

白線を見ている人、

向かいのホームの異性を見ている人、

電車の来る方角をじっと見ている人、

いろいろですが、

僕は、

ホームの屋根の、

ツバメの巣でも見ているのが好きです。

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雨の夜

雨の夜ソファーにひとり中指を濡らして舐める血とチョコレート



<ルール違反としての、蛇足>

レッチリの「Blood Sugar Sex Magik」を聞きながら書いたうたです。


それにしても、「Blood Sugar Sex Magik」って、

この4つの単語の並べ方が

天才的というか、

ものすごいですよね。

もう、この4つの単語だけで

世界が完結しているような気がします。

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病室の窓から

病室の窓から高く月を見る夢から覚めてベッドにひとり



<ルール違反としての、蛇足>

非常に大雑把に言うと、人は、

現実的な夢を見る人と、

突拍子もない夢を見る人が

いると思います。

もちろん、

突拍子もない夢を見るほうが楽しそうなのですが、

それはそれで、

中々、大変なような気もします。

かといって、

病気の時に、

病気の夢を見るというのも、

中々、大変なことではありますが…。

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カリフラワーのピクルス

カリフラワーのピクルスは理科室のアレに似て西日に透かし見る



<ルール違反としての蛇足>

前から思っていたことですが、

カリフラワーは、

ブロッコリーよりも、

はるかに、あやしい存在です。

ましてそれが、

ピクルスになって、

瓶に入っていたりすると。


でも、美味しいけど。

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電話ボックスで

電話ボックスで誰かに電話して泣きたい夜君に電話する



<ルール違反としての、蛇足>

最近は電話ボックスも

あまり見かけなくなりました。

誰かにこっそり電話したいとき、

家を抜け出して、

電話ボックスまで歩いて行くなんて、

最近はあまりないことなんでしょう。

でも不思議と今でも、

特に雨が降っている真夜中など、

無性に、電話ボックスから

電話したくなることがあります。

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